『重力ピエロ』伊坂幸太郎

読み終わりました。伊坂作品は全て読んでるわけではないですが、同じ仙台を舞台にしてるため、他の作品ともリンクがあっていいですね。こういう設定好きです。


あらすじを読むと、連続放火事件を軸に進んでいくミステリー色な小説かと思ったんですが、読んでみて、もちろんミステリー・推理小説であったわけですが、同等に家族の物語でもあるように思えました。血のつながらない兄弟ですが、その兄が遺伝子関係の会社に勤め、最後に血のつながりを超えた関係を確信するのは皮肉というべきでしょうか。


なにはともあれ、伊坂作品には外れがないので安心して読めます。あとは『ゴールデンスランバー』が文庫になれば読むくらいでしょうか。


知り合いの本屋さんが9月末で退職してしまうので、これから本どーしよーかなぁ。割引が使えなくなるのは非常にイタイ…。買い控えて、持ってるのを再度読み直しますかね。

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)