『図書館危機』有川浩



引き続いてます。シリーズ3冊目、図書館本4冊目。


この『危機』での中心はやっぱり差別用語の認識でしょうか。小説の中だけでなく現実として、「床屋」は好ましくないみたいですね。

こういったことはやはり、「知らない」ことに問題があるんでしょうね。この小説に出てくるメディア良化法だけではなく、現実的にも知らない間に成立してる法案っていうのは。


それでも知らなかったでは済まされないんですよね。どういった法案が成立したかっていうのは、官報で発表されているわけですから。政治への無関心ということがやはり一番問題なのかなぁ。

このときの経験をいかして著者は、『Story Seller3』でも似たようなこと書いてるから抜け目ない。


さてこのシリーズもラスト1冊。どういう結末を迎えるのか、ウハウハな気持ちで読んでます。ちなみに脳内ドラマ化が決定し、主要人物はキャスティング済みです。

図書館危機 図書館戦争シリーズ (3) (角川文庫)

図書館危機 図書館戦争シリーズ (3) (角川文庫)