『図書館危機』有川浩
引き続いてます。シリーズ3冊目、図書館本4冊目。
この『危機』での中心はやっぱり差別用語の認識でしょうか。小説の中だけでなく現実として、「床屋」は好ましくないみたいですね。
こういったことはやはり、「知らない」ことに問題があるんでしょうね。この小説に出てくるメディア良化法だけではなく、現実的にも知らない間に成立してる法案っていうのは。
それでも知らなかったでは済まされないんですよね。どういった法案が成立したかっていうのは、官報で発表されているわけですから。政治への無関心ということがやはり一番問題なのかなぁ。
このときの経験をいかして著者は、『Story Seller3』でも似たようなこと書いてるから抜け目ない。
さてこのシリーズもラスト1冊。どういう結末を迎えるのか、ウハウハな気持ちで読んでます。ちなみに脳内ドラマ化が決定し、主要人物はキャスティング済みです。
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 文庫
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