『のぼうの城』和田竜
太田光をして「マイベスト本」と称されるこの本。一気に読み終わりました。なんでって?だって面白かったから。
恥ずかしながら、歴史をこれまで学んできて、忍城も成田家も、秀吉の関東制圧も知識はなかったんですが、それを抜きにして、面白い。むしろ知識がなかったが故に、ここまで楽しめたのか。うーん、知識のなさに乾杯☆
読む前のイメージは、攻める豊臣軍が悪者、というものだったんですが、読み終えてみると、そうでもないんですよね。両軍に出てくる人それぞれにかっこよさを感じました。唯一感じなかったのは、長束正家でしょうか(笑)。武将に限らず領民も個性豊かで、よかったです。
それにしてものぼう様です。何を考えているのか、読み取れないし、謎だらけ。領民・武将に愛されてると思えば、冷徹な顔をのぞかせることもあったり。
来年には映画が公開されるようなので、見てこようかな。
- 作者: 和田竜
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