『黒のトイフェル』フランク・シェッツィング

京都出張で読み終わらなかった本。ようやく読み終わりました、ラッシュ時の田園シティ線で。周りのみなさんご迷惑おかけしました・・・。


前作『深海のYrr』は海洋サスペンスだったわけですが、今回は歴史もの。舞台は中世ドイツのケルン。もう人物の名前やらなんやらややこしいのなんのって。人物紹介を行ったりきたりするうちに、時間だけが過ぎていきました。ただ、実在の人物とかが出てくるために、時代考証とかはしっかりしてるんだと思います。


内容としては、大聖堂建築監督の死についてよからぬものを目撃した主人公が、追われながらも対抗する、まぁありきたりっちゃー、ありきたりなもの。しかしその背景にある、十字軍やキリスト教社会についてはしっかりと書かれていて、楽しめました。


でも、たぶん、2度は読まない。時間かかるから。

黒のトイフェル 上 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-4)

黒のトイフェル 上 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-4)

黒のトイフェル 下 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-5)

黒のトイフェル 下 (ハヤカワ文庫 NV シ 25-5)