松久淳『男の出産』、海堂尊『ジーン・ワルツ』

久しく本の話題が出ていなかったので、ここらで一挙二つ。


『男の出産』は、あの天国の本屋シリーズ、ウォーターマンのコンビ作家のソロ作品、奥さんの妊娠から出産までの生活が男目線で面白おかしく、時にはまじめに描かれます(エッセー感覚)。まぁ、そんな予定はこの先ウン十年はありそうにもありませんが、お勉強になったことは確か。


ジーン・ワルツ』は海堂作品なので、すんなりと読めました。代理母出産というテーマですが、それ以外にも何人かの出産が描かれてます。


この2冊を読んで思ったことは、妊娠から出産まで、何の問題もなくむかえられることはそうそう多くはないということ。『男の〜』方は、無事出産されましたが、何かしらの問題が発生することは多々あるようで。そのことは『ジーン〜』でも描かれてました。そう考えると、いまワタクシが普通に生活できてることは、やはり奇跡なのではないかと思いました。
それとともに、母にたいして感謝の気持ちが強くなりました。元気に生んでくれてありがとうと。これからは自分の誕生日は、「母が自分を生んでくれた日」として母にもプレゼントを贈ろうかと思います。

男の出産―妻といっしょに妊娠しました (新潮文庫)

男の出産―妻といっしょに妊娠しました (新潮文庫)

ジーン・ワルツ (新潮文庫)

ジーン・ワルツ (新潮文庫)