『チェーン・ポイズン』本多孝好

久々の本多さん。

3人の自殺に違和感を覚え、そのうちの30代OLを追う雑誌記者と、時間軸から1年ほど前の30代OLの話が交互に展開されてます。

一言でいえば、ラストに騙された。

死に向き合うことの大変さというか、絶望感だとか、生への未練といったものをうまく表現しているのではないかと思う。

「死にたい」と思う理由はそりゃ人それぞれ。他者から見ればお笑いでしかないコト、個人的で深刻な悩みんてたいていそんなもん。


チェーン・ポイズン (講談社文庫)

チェーン・ポイズン (講談社文庫)